IT業界のエンジニアは、今では様々な働き方が可能になりました。会社員として企業で働くエンジニアもいれば、フリーランスとして働くエンジニアもいますが、それぞれの働き方にはどのような違いがあるのでしょうか。まず、会社員のエンジニアは、企業や組織に雇用されて働きます。一般的に週休2日制で働くケースが多く、バックオフィス的な業務は企業側で行うため、エンジニアとしての仕事に注力できます。仕事は常に企業から与えられ、安定した給料で働けるのが特徴です。
また、福利厚生の面では社会保険の加入や有給休暇の取得が義務付けられており、企業によっては家賃補助や教育支援、育児・介護支援なども受けられます。そして、企業の規模が大きいほど、そこで働く自分の社会的な信用も得やすくなるでしょう。

一方、フリーランスとして働くエンジニアは、クライアントと業務委託契約を結んで仕事をするケースが基本です。社会的な立場としては、個人事業主となります。エンジニアの仕事のほかに、案件を獲得するための営業活動、収入の管理や納税といったバックオフィス業務も自分で行わなければいけません。受注する仕事の量や質によって収入は変化し、能力が高いと高収入を得られます。
フリーランスとして働くと、会社員が得られる社会保険や福利厚生の恩恵は受けられません。日進月歩のIT業界で仕事を続けるには、常にスキルアップが求められるものの、仕事内容や働き方を自由に選べるメリットがあります。