IT業界のエンジニアの中には、自由なワークスタイルを求めて、フリーランスとして独立する人が増加しています。フリーランスのエンジニアが独立後に安定した収入を得るには、継続してクライアントから案件を請け負ったり、仕事の具体的な内容や報酬について相談したりすることが大切です。
独立後に悩まないためにも、会社員として働いているうちから、フリーランスの仕事に対する心構えについて自分なりに確認しておくことが欠かせません。独立したばかりの頃は、案件の報酬が低い、なかなか固定のクライアントがつかないといったことも珍しくないのが実情です。そのため、少なくとも収入がなくても数か月ほど生活できる費用を、しっかり確保しておきましょう。

独立する前は、フリーランスについてわかっていない点もあるかもしれません。そこで、実際にフリーランスとして成功した人に直接アドバイスを受けたり、各地で開かれているフリーランスを対象としたイベントに参加したりするといいでしょう。また、大手IT企業の中には、将来的にフリーランスを希望するエンジニアに対して、独立支援を行っているところがあります。
独立に向けてスキルアップを図りたい人は、そうしたIT企業に就職するのがおすすめです。ただし、このようなIT企業は、エンジニアが殺到する可能性があることを注意しておきましょう。そのほか、独立後に日々の業務が嫌にならないよう、自分の適性や能力に合った分野の案件の獲得を心がけることが大切です。